児童館の感染症対策

このページでは、児童館における感染症対策について、わかりやすく解説しています。子どもに手洗いなどの行動を促すためには、子どもにとって親しみやすい言葉づかいで規則を掲示したり、指示にゲーム性を持たせたりするのがおすすめです。

掲示物での対策

感染症対策のための掲示をすることによっても、児童館での感染症拡大防止につなげられます。掲示物に記載する内容は、子どもにとって親しみやすい文章にする必要があるので、「マスクをしようね」などのやわらかい表現を使うとよいでしょう。また、○×クイズ形式にしたりイラストを添えたりするなどの工夫をこらすことも大切です。

ソーシャルディスタンスでの対策

ソーシャルディスタンスを維持することも忘れないようにしましょう。徹底するためには、例えばマークを付けたり、一定以上の間隔をあけてフラフープを置いたりするなどの工夫をしてみてください。マットなどを使用するのもおすすめです。

手洗いでの対策

子どもたちにこまめな手洗いを促すために、紙芝居やお芝居をしながら手洗いやアルコール消毒の方法を実演してみせるのもよいでしょう。30分から1時間に1回の頻度で「手洗いタイム」などを設け、その際に音楽を流しておくことで、手洗いを習慣化させやすくなります。

参照元：（PDF）厚生労働省｜児童館の機能を止めないための取り組み（https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000768380.pdf）

ルールの見直し

児童館の新たな利用ルールを設けてみるのも、ひとつの方法です。たとえば、遊ぶための部屋が複数ある場合には、30分ごとの入れ替え制などを導入し、入室人数の上限を定めるなどの工夫もしてみてください。あるいは、屋外でドッジボールをする際などは、参加人数が多い場合にはゲームの時間を短縮するなどして、密度が高い状態が続くのを避けるようにします。

参照元：（PDF）厚生労働省｜児童館の機能を止めないための取り組み（https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000768380.pdf）

消毒での対策

清掃やアルコール消毒にも力を入れましょう。紙製の遊具についてはそのまま消毒することができないため、ラミネート加工をかけておきます。また、レクリエーションなどの際に使う遊具は、毎回きれいにする手間を省くために、紙やコップなどを選び、使い捨てするようにしましょう。

乳幼児の親子向け対策

乳幼児の親子が児童館を利用する場合にも体温チェックを行いますが、非接触型体温計をこわがる幼児もいるので、たとえば、ぬいぐるみを付けるなどしてリラックスしてもらいましょう。また、決められた範囲内で遊びを楽しめるように、かわいらしいレジャーシートを渡すなどの対応をするのもおすすめです。

抗菌コーティングでも感染リスクを抑えられる

子どもや幼児を感染症から守るために、こまやかな感染症対策をする必要があります。対策を充実させる方法のひとつとして、抗菌コーティングを検討してみるのもよいでしょう。ウィルスや菌の増殖を抑える効果が比較的長く続くため、重宝するはずです。また、人体や施工箇所への影響がないため、不安なく導入できます。酸化チタンの抗菌コーテイングであれば、触ったり舐めたりしても大丈夫です。