図書館の衛生管理
図書館には多くの人が訪れるうえ、同じ本を複数の人が手に取ります。そのため、手指や飛沫からの汚染リスクが高くなっています。
ここでは、図書館における衛生管理についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
図書館で行われている衛生管理の例
とある図書館では、返却時に消毒を行ったり、返却後に相当の隔離期間を設けるなどの感染対策を行っています。また、利用者には利用前後の手洗いや手指の消毒をお願いしており、衛生管理の向上に努めています。
手指衛生は大切
手指衛生とは、手指を清潔に保つことを意味しています。日々の生活をするうえで、人の手指にはたくさんの菌やウイルスが付着しています。そこで手洗いやアルコール消毒などを行うことで、手指を清潔に保てます。菌やウイルスは目に見えないため、汚れていないように見えても適切なタイミングで手洗い・消毒を行うことが大切です。
たとえば、菌やウイルスで汚染されたままの手指で図書館の資料に触れたら、菌やウイルスが資料に付着してしまいます。図書館を利用する前に手洗いと消毒を行っておけば、資料が汚染されるのを防ぐことができます。また、もしも資料が汚染されていた場合でも、利用後に手洗い・消毒を行うことで二次感染を防げます。
手指衛生の方法
目に見える汚れが手指にある場合は、手洗いを行いましょう。
- 1.流水で両手の手指を十分に濡らす
- 2.適量の石けんやハンドソープを用いて、両手の手のひらをこする(15秒以上)
- 3.流水でしっかりと洗い流す
- 4.ペーパータオル等で水分を完全に拭き取る
- 5.蛇口を閉めるときは、使用したペーパータオルを使って閉める
また、目に見える汚れが手指にない場合は、手指の消毒を行います。
- 1.乾いた手に、手指消毒剤をつける(手指消毒剤で手指全体を濡らす)
※15秒以内に乾かない量をつけることが大切 - 2.手指消毒剤が乾くまで、手指全体に擦りこむ
来館者にはルールを守ってもらう
図書館で考えられる感染リスクは、手指からの二次感染だけではありません。図書館内で大きな声を出したり、頻繁な会話があれば、飛沫による感染リスクが高まるでしょう。そのため、大声や不必要な会話を控えてもらうよう、注意喚起を行いましょう。
また、小さなお子さんなどが来館した場合は、保護者や付添者などへの注意喚起も大切です。
抗菌コーディングを行う図書館も
利用者に手洗いや手指の消毒などをお願いしていても、感染対策として十分とはいえません。目に見えない菌やウイルスは、図書館内のテーブルや椅子などにも付着していることでしょう。
そこで、抗菌コーティングを行うことをおすすめします。既に、図書館で閲覧席やカウンター、トイレ等に抗菌コーティングを行った事例があります。利用者が安心して本を楽しめるよう、抗菌コーティングを行って図書館の衛生管理レベルを上げましょう。
おすすめ
抗菌コーティング会社3選
ここでは抗菌コーティングの施工業者の中で、特におすすめしたい企業を3社紹介します。
それぞれの抗菌コーティングや施工方法に違いがあるので、自社に適した企業を選んでくださいね。
学校、オフィス
などの抗菌に

引用元:デルフィーノ公式HP
https://delfinocare.co.jp/
- 施工方法
- 噴霧装置による施工
- 専用噴射剤により広範囲をカバーできるため、比較的広い公共施設におすすめ
- 高さのある壁面から触れるものまでムラなく抗菌したい
エリア | 全国 |
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施工時間 | 約2時間で300平米を施工 |
対応時間 | 24時間365日 |
直後使用 | 可 |
などの抗菌に

引用元:ナノゾーン公式HP
https://nanozone.jp/
- 施工方法
- 人による施工
- 養生工事が不要なため、毎日営業しなくてはならない施設におすすめ
- 酸やアルカリ性洗剤やアルコールで拭き取ってもはがれない
エリア | 全国 |
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施工時間 | 20平米で1時間前後 |
対応時間 | 24時間365日 |
直後使用 | 可 |
などの抗菌に

引用元:エコキメラ公式HP
https://ecokimera.com/
- 施工方法
- 人による施工
- 暗い場所でも触媒反応を起こすため、光の入りにくい施設におすすめ
- 安全性にも配慮し試験を実施
エリア | 関東,関西,東海,長野,福岡 |
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施工時間 | ― |
対応時間 | 9:00-18:00(日曜除く) |
直後使用 | 48時間は乾燥期間が必要 |