ホテルの感染症対策
こちらでは、ホテルにおいて励行すべき感染症対策について紹介しています。飛沫感染や接触感染の予防など、お客さんを守るための対策だけでなく、従業員スタッフの感染予防対策も非常に大切です。
飛沫感染対策
ホテルにおけるさまざまなサービスは、基本的にはどれもお客さんと対面して行われます。ですので、感染症が流行しているときなどは、飛沫感染を防ぐために、相手との間に一定以上の距離を保つことが重要です。
マスクの着用については個人が判断するのが原則ではありますが、ホテル側の判断により、スタッフだけでなくお客さんにもマスク着用を求めること自体に問題はありません。また、ホテルには機械換気が設置されているので、換気状態は比較的良いコンディションが保たれていると考えられますが、コンディション確認はしっかりと行いましょう。
接触感染対策
多くの人が指などで頻繁に触れる物の表面については、触ったらしっかりと手指の消毒を行うことが大切です。ホテル館内に入るときや各会場などに入るときなどは、お客様に手洗いやアルコール消毒の実施を促すようにしましょう。特に消毒を徹底するべき箇所は、次のとおりです。
- ソファーやイスのひじ掛け部分
- パブリックスペースのお手洗い
- 階段やエスカレーターの手すり部分・エレベーターのボタン
- 各客室内の備品類・ドアノブ・お手洗い・バスルーム
- 宴会や会議場、レストラン内の備品類・ドアノブ・カウンター
宿泊者に感染症の可能性がある場合
発熱や体調不良の申し出をしてきたお客さんに対しては、マスクの着用を勧めるなど、ケースに適した対応をしましょう。
従業員の感染予防対策
従業員スタッフの感染予防対策を充実させるためにできることは、多数あります。また、スタッフ間で予防対策についての情報をしっかりとシェアできるような体制づくりも重要です。
- 手洗いや体温測定など、個人でもできる健康管理をしっかりと行う
- 通勤時に混雑した電車やバスを利用する場合には、マスクの着用を心がける
- スタッフ用の通用口にアルコール消毒液を設置して手指の消毒を促す
- ホテル入館前に体温を計測する
- 就業前だけでなく、就業中の手洗いや手指消毒もしっかりと行う
- 身体の調子がよくない場合には出勤自体を見合わせる判断をする
- 同居している家族が感染していることが判明した場合も出勤を見合わせる
- 出勤した後に感染が疑われるような症状が出た際には、マスクを着用して帰宅し、検査を受ける など
客室やエレベーターなどで抗菌コーティングも可能
お客さんが不安なくホテルを利用できるように、ホテル内のさまざまな部分を消毒・清掃することが求められます。ただし、すべてを完璧にこなそうとすると、業務量もかなり多くなってしまうでしょう。
そのような場合におすすめしたいのが、抗菌コーティングという感染症対策方法です。プロの業者に依頼して施工してもらえば、1年から5年間ほどは、ウィルス・菌の繁殖をおさえることが可能になります。客室やエレベーターなど、さまざまな場所をコーティングすることができます。
おすすめ
抗菌コーティング会社3選
ここでは抗菌コーティングの施工業者の中で、特におすすめしたい企業を3社紹介します。
それぞれの抗菌コーティングや施工方法に違いがあるので、自社に適した企業を選んでくださいね。
学校、オフィス
などの抗菌に
- 施工方法
- 噴霧装置による施工
- 専用噴射剤により広範囲をカバーできるため、比較的広い公共施設におすすめ
- 高さのある壁面から触れるものまでムラなく抗菌したい
エリア | 全国 |
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施工時間 | 約2時間で300平米を施工 |
対応時間 | 24時間365日 |
直後使用 | 可 |
などの抗菌に
- 施工方法
- 人による施工
- 養生工事が不要なため、毎日営業しなくてはならない施設におすすめ
- 酸やアルカリ性洗剤やアルコールで拭き取ってもはがれない
エリア | 全国 |
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施工時間 | 20平米で1時間前後 |
対応時間 | 24時間365日 |
直後使用 | 可 |
などの抗菌に
- 施工方法
- 人による施工
- 暗い場所でも触媒反応を起こすため、光の入りにくい施設におすすめ
- 安全性にも配慮し試験を実施
エリア | 関東,関西,東海,長野,福岡 |
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施工時間 | ― |
対応時間 | 9:00-18:00(日曜除く) |
直後使用 | 48時間は乾燥期間が必要 |